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2020.12.17

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石川佳純・森薗政崇活躍!第68回国民体育大会を振り返る(2013年12月号から)

  • 質の高いプレーで決勝点を挙げた石川佳純(山口県)

  • フットワークを生かした攻撃をみせた森薗政崇(青森県)

  • 強気な攻めで得点を重ねた高木和卓(東京都)

  • 全勝でチームに大きく貢献した加藤杏華(岐阜県)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

2013年国民体育大会(国体)卓球競技は、9月29~10月3日に東京都・府中郷土の森総合体育館で行われた。国体は都道府県対抗で行われ、冬季3競技(スケート、アイスホッケー、スキー)、本大会37競技を通して実施した正式競技の競技得点と参加得点の合計により、男女総合成績第1位に天皇杯が、また、女子総合成績第1位に皇后杯が授与される。各都道府県の威信をかけた一大イベントである。卓球競技は成年男女、少年男女の計4種目が開催される。

 

第68回国民体育大会の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

成年女子で山口県が初優勝

 

【成年男子】
決勝は前年と同様、東京都と青森県が対戦。奇しくも全員が青森山田高校出身であり、お互い手の内を知り尽くしている。トップで松平健太(東京都)が完璧な両ハンド攻撃で上田仁に勝利。2番の高木和卓(東京都)が強気な攻めで得点を重ね、フルゲームの末に大矢英俊をくだし、東京都が連覇に王手をかける。3番もフルゲームの接戦となるが、勢いに乗る松平賢二(東京都)が勝利。全試合を通じて失点はわずか1点という圧倒的な強さで地元の東京都が連覇を果たした。

 

【成年男子決勝スコア】
東京都 3-0 青森県
〇1松平健太 3(7,-8,8,10)1 上田仁
〇2高木和卓 3(-9,7,-9,7,6)2 大矢英俊
〇3松平賢二 3(-6,1,-8,5,7)2 町飛鳥

 

成年男子優勝 東京都(右から田崎俊雄監督、松平賢二、松平健太、高木和卓)

 

【少年男子】
決勝は青森県と愛知県が対戦。トップで及川瑞基(青森県)が松下大星に対して質の高い素晴らしいプレーで勝利。2番の森薗政崇(青森県)がフットワークを生かした攻撃で上江洲光志にストレートで勝利。流れに乗った3番の坪井勇磨(青森県)も安定感抜群のプレーで勝利し、青森県が3連覇を達成した。

 

【少年男子決勝スコア】
青森県 3-0 愛知県
〇1及川瑞基 3(3,-5,-5,6,5)2 松下大星
〇2森薗政崇 3(5,2,8)0 上江洲光志
〇3坪井勇磨 3(-8,6,8,-8,10)2 松田尚樹

 

少年男子優勝 青森県(右から板垣孝司監督、森薗政崇、坪井勇磨、及川瑞基)

 

【成年女子】
決勝は山口県と東京都が対戦。トップで石川佳純(山口県)が先取点を挙げる。2番で阿部恵(東京都)がスマッシュとドライブ攻撃を上手く組み合わせて重本幸恵に勝利。続く3番で永田彩夏(山口県)がフルゲームの末に勝利し、山口県が王手をかける。4番で石川が公式戦で勝ち星のない阿部に勝利し、山口県が初優勝を飾った。

 

【成年女子決勝 スコア】
山口県 3-1 東京都
〇1石川佳純 3(5,11,8)0 天野優
×2重本幸恵 2(5,-10,-8,8,-9)3 阿部恵
〇3永田彩夏 3(-7,11,-7,9,10)2 三浦由美子
〇4石川佳純 3(7,12,10)0 阿部恵

 

成年女子優勝 山口県(右から石川久美監督、石川佳純、重本幸恵、永田彩夏、廣木亜弥)

 

【少年女子】
決勝の岐阜県と埼玉県の対戦は4時間に及ぶ大激戦となった。前半、岐阜県が2-0と先制。3番もカットの王佳玉(岐阜県)が平侑里香に2-0の10-4と王手をかけたが、平が驚異の8連続得点で流れを引き寄せ、逆転勝利。続く4番の牛嶋星羅(埼玉県)も加藤知秋との接戦を制し、ラストまでもつれる展開へ。5番で加藤杏華(岐阜県)が落ち着いたプレーで勝利し、岐阜県が19年ぶり2回目の優勝を遂げた。

 

【少年女子決勝 スコア】
岐阜県 3-2 埼玉県
〇1加藤杏華 3(-8,6,-8,2,7)2 牛嶋星羅
〇2加藤知秋 3(-8,7,2,8)1 平真由香
×3王佳玉 2(10,11,-11,-9,-8)3 平侑里香
×4加藤知秋 2(9,-10,7,-11,-10)3 牛嶋星羅
〇5加藤杏華 3(8,5,8)0 平真由香

 

少年女子優勝 岐阜県(右から横谷淳監督、加藤知秋、王佳玉、加藤杏華、山田春花)