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卓球バレーとは?

1重い障害のある人も
いっしょに楽しめるスポーツ

卓球バレーは、1974年頃、筋ジストロフィー症児のために養護学校で始まった競技です。
重い障害のある人もいっしょに楽しく体を動かせるようにと開発されました。子どもからお年寄りまで楽しめます。

2みんな椅子に座ってスタンバイ

1チーム6人ずつ、計12人がふつうの卓球台をかこみ、車椅子の人は車椅子で、 歩ける人は椅子に座ってスタンバイします。
ラケットの代わりにかまぼこ板のような長方形の板で、通常より高く上げたネットの下をボールを転がして打ち合います。(ボールには中に金属球が入っていて音が鳴ります)

3卓球バレーの主な特徴

競技

6人制バレーボールのルールに準じてプレーする。
ネット側2名をブロッカー(B1、2)、後陣の4名をサーバー(S1〜4)とし、サービスは1本交代。ラリーは3打以内に相手コートに返す。全得点制(ラリーポイント制)。

卓球台

通常の卓球台を使用する。

ボール

サウンドボールを使用。
台上を転がし、ラケット(縦横30センチ以内の木製板)を使用し打ち合う。

ネット

白布を下にして、コート面から57ミリの高さに張る。サイドラインから一定距離の位置でネット(支柱を支える台上の金具の先端から垂直にネットの上縁まで)にアンテナを立てる。

チーム

1チーム6名編成。
卓球台周りにイスや車イスに座って競技する。

勝敗

1ゲーム15点、3ゲームマッチ。

4得点となるファウルの種類

サーブ

ブロッカーは相手のサービスを打ち返すことは出来ない。

ドリブル

球をラケットで二度打ちすると反則となる。

ホールディング

球をラケットで押さえ込みながら打つなどして打球音がしない時や不自然に打球の角度が変わった時は反則となる。必ずはじき返すように球を打ち返さなくてはならない。

タッチネット

ラケットや手で、ネットやネットの支柱にふれると反則となる。

ボディボール

ラケット以外の腕や体で球を打つことはできない。

サポート

ネットのアンテナを含む外側の部分にボールがあたった時はあてた側の反則となる。

スタンディング

椅子から腰を浮かせた時点で反則となる。

オーバーネット

ラケットがネットを越えて相手コートに入ると反則となる。

ボールアウト

打球がネットを越えて相手コートに入った時、また、ネットの下を通っていった球が相手コート上に落ちることなくコートの外へ出た場合は、その打球を打った側の反則となる。通常の打球がコート外へ出た時には打った側の得点となる。