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2020.08.03

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第73回国民体育大会を振り返る(2018年12月号から)

  • ダイナミックなプレーで活躍した芝田沙季(福井県)

  • 重いカットと鋭い攻撃が光った橋本帆乃香(福井県)

  • 回転量の多いフォアドライブで得点を重ねた加山裕(愛知県)

  • 豪快な両ハンド攻撃が良かった吉村和弘(山口県)

  • 決勝戦のラストで勝利し、チームを優勝に導いた浅井一恵(愛知県)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

2018年国民体育大会(国体)卓球競技は、9月29~10月3日に福井県・敦賀市総合運動公園体育館で行われた。国体は都道府県対抗で行われ、冬季3競技(スケート、アイスホッケー、スキー)、本大会37競技を通して実施した正式競技の競技得点と参加得点の合計により、男女総合成績第1位に天皇杯が、また、女子総合成績第1位に皇后杯が授与される。各都道府県の威信をかけた一大イベントである。卓球競技は成年男女、少年男女の計4種目が開催される。

 

第73回国民体育大会の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

成年女子で地元の福井県が初優勝!

 

【成年男子】
 決勝は山口県と東京都が対戦。トップで平野(山口県)が闘志あふれるプレーで上村に競り勝つ。2番の吉村(山口県)も豪快な両ハンド攻撃が光り、続けて勝利。山口県が優勝に王手をかけた3番は有延(山口県)がキレのある動きとダイナミックなプレーで大矢を下し、7年ぶりの優勝を決めた。

 

【成年男子決勝スコア】
山口県 3-0 東京都
〇1平野友樹 3(3,-9,3,7)1 上村慶哉
〇2吉村和弘 3(5,6,5)0 酒井明日翔
〇3有延大夢 3(-7,15,5,5)1 大矢英俊

 

成年男子優勝 山口県(左から阿部監督、平野、吉村、有延)

 

【少年男子】
 決勝は愛知県と山口県が対戦。トップで曽根(愛知県)が威力のある両ハンド攻撃で戸上に勝利。2番では田中(愛知県)が打点の早い両ハンド攻撃で、宮川にフルゲームの末に勝利。続く3番の加山(愛知県)も回転量の多いフォアドライブで勝利し、3連覇を達成した。

 

【少年男子決勝スコア】
愛知県 3-0 山口県
〇1曽根 翔 3(-10,9,-4,6,7)2 戸上隼輔
〇2田中佑汰 3(-9,8,-6,8,10)2 宮川昌大
〇3加山 裕 3(5,6,13)0 遠藤碧人

 

少年男子優勝 愛知県(左から野木森監督、田中、大元愛知県卓球協会理事長、加山、曽根)

 

【成年女子】
 決勝は福井県と広島県が対戦。トップで橋本(福井県)が鋭いスイングの重いカットと攻撃を織り交ぜ、先取点を挙げる。2番で芝田(福井県)が足を使ったパワフルな攻撃で庄司に勝利。つづく3番で成本(広島県)が変化の分かりにくいサービスから打点の早い攻撃を仕掛け、奪い返す。しかし、4番で芝田がフルゲームの接戦を制し、地元の福井県が73回目にして、初優勝を成し遂げた。

 

【成年女子決勝 スコア】
福井県 3-1 広島県
〇1橋本帆乃香 3(6,-11,9,-9,11)2 宋恵佳
〇2芝田沙季 3(5,2,4)0  庄司有貴
×3山本笙子 1(3,-5,-3,-8)3  成本綾海
〇4芝田沙季 3(3,-9,-7,10,8)2 宋恵佳

 

成年女子優勝 福井県(左から川畑監督、芝田、橋本、山本、上野)

 

【少年女子】
 決勝は愛知県と石川県が対戦。トップで野村(愛知県)が打球点の早く、鋭い軌道を描く両ハンド攻撃で先取点を挙げる。2番は出雲(石川県)が浅井に勝利し、3番で千葉(石川県)が板花を破り、石川県が王手をかける。後がなくなった愛知県だが、4番は野村がストレートで勝利。勝負は5番までもつれる激戦となったが浅井(愛知県)が最後まで攻める姿勢を崩さず、相馬に勝利し、愛知県が逆転優勝を遂げた。

 

【少年女子決勝 スコア】
愛知県 3-2 石川県
〇1野村 萌 3(7,8,9)0 相馬夢乃
×2浅井一恵 0(-8,-5,-9)3 出雲美空
×3板花美和 1(-6,8,-6,-10)3 千葉菜月
〇4野村 萌 3(5,10,8)0 出雲美空
〇5浅井一恵 3(-8,-8,6,8,4)2 相馬夢乃

 

少年女子優勝 愛知県(左から野村、浅井、板花、大島、神谷監督、大元愛知県卓球協会理事長)

 

…詳報は、バックナンバー2018年12月号で!