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2020.12.09

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森薗政崇活躍!第67回国民体育大会を振り返る(2012年12月号から)

  • フットワークを生かした攻撃をみせた森薗政崇(青森県)

  • 安定したカットで活躍した庄司有貴(青森県)

  • ラリー戦に強くミスが少なかった松平健太(東京都)

  • ピッチの早い積極的な攻撃で得点を重ねた山梨有理(岐阜県)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

2012年国民体育大会(国体)卓球競技は、9月30日~10月4日に岐阜アリーナで行われた。国体は都道府県対抗で行われ、冬季3競技(スケート、アイスホッケー、スキー)、本大会37競技を通して実施した正式競技の競技得点と参加得点の合計により、男女総合成績第1位に天皇杯が、また、女子総合成績第1位に皇后杯が授与される。各都道府県の威信をかけた一大イベントである。卓球競技は成年男女、少年男女の計4種目が開催される。

 

第67回国民体育大会の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

少年男子で青森県が連覇

 

【成年男子】
決勝は東京都と青森県が対戦。奇しくも全員が青森山田高校出身であり、お互い手の内を知り尽くしている。トップで大矢英俊(青森県)が打点の早いプレーで松平健太に勝利。2番の松平賢二(東京都)が足を使った軽快なプレーで張一博に勝利し1対1とする。3番は上田仁(青森県)が高木和卓をくだし、青森県が王手をかける。4番は松平健太がフルゲームの接戦を制し、勝負はラストの5番までもつれた。5番は松平賢二が先に2ゲームを落とすも粘り強いプレーで逆転勝利し、東京都が優勝を果たした。

 

【成年男子決勝スコア】
東京都 3-2 青森県
×1松平健太 1(-6,-5,9,-6)3 大矢英俊
〇2松平賢二 3(8,7,3)0 張一博
×3高木和卓 1(3,-10,-8,-6)3 上田仁
〇4松平健太 3(-4,9,-7,6,7)2 張一博
〇5松平賢二 3(-17,-9,6,5,5)2 大矢英俊

 

成年男子優勝 東京都(左から佐藤監督、松平(賢)、松平(健)、高木和)

 

【少年男子】
決勝は青森県と山口県が対戦。トップで丹羽孝希(青森県)が有延大夢に対して質の高い素晴らしいプレーで勝利。2番の森薗政崇(青森県)がフットワークを生かした攻撃で吉村和弘にストレートで勝利。流れに乗った3番の町飛鳥(青森県)も安定感抜群のプレーで勝利し、青森県が連覇を達成した。

 

【少年男子決勝スコア】
青森県 3-0 山口県
〇1丹羽孝希 3(6,-5,8,8)1 有延大夢
〇2森薗政崇 3(7,9,14)0 吉村和弘
〇3町飛鳥 3(9,6,5)0 平野晃生

 

少年男子優勝 青森県(左から森薗、丹羽、町、吉田監督)

 

【成年女子】
決勝は岐阜県と東京都が対戦。トップで山梨有理(岐阜県)が打点の早い両ハンド攻撃で先取点を挙げる。2番で阿部恵(東京都)がスマッシュとドライブ攻撃を上手く組み合わせて、狭間のぞみに勝利。続く3番で石塚美和子(岐阜県)がストレートで勝利し、岐阜県が王手をかける。後がなくなった東京都だが、4番で阿部が勝利し、勝負はラストの5番までもつれる。5番で狭間が回転量の多い両ハンド攻撃で天野優に勝利し、地元の岐阜県が優勝を飾った。

 

【成年女子決勝 スコア】
岐阜県 3-2 東京都
〇1山梨有理 3(-5,10,8,-7,6)2 天野優
×2狭間のぞみ 2(5,-5,-6,7,-7)3 阿部恵
〇3石塚美和子 3(8,7,11)0 原田智美
×4山梨有理 0(-5,-5,-7)3 阿部恵
〇5狭間のぞみ 3(-8,9,-9,4,8)2 天野優

 

成年女子優勝 岐阜県(左から河田監督、狭間、山梨、石塚)

 

【少年女子】
決勝は青森県と高知県が対戦。トップで谷岡あゆか(高知県)が変化量の多いカットと攻撃で先取点を挙げる。2番は山本怜(青森県)が思い切った攻撃で明神佑実をくだす。3番で庄司有貴(青森県)が安定したカットで勝利。4番で谷岡が山本に勝利し、勝負はラストへ。5番で宋恵佳(青森県)が威力ある両ハンド攻撃で勝利し、青森県が優勝を遂げた。

 

【少年女子決勝 スコア】
青森県 3-2 高知県
×1宋恵佳 1(8,-10,-3,-8)3 谷岡あゆか
〇2山本怜 3(8,-11,6,7)1 明神佑実
〇3庄司有貴 3(8,5,2)0 王童
×4山本怜 1(-9,11,-8,-9)3 谷岡あゆか
〇5宋恵佳 3(9,5,8)0 明神佑実

 

少年女子優勝 青森県(左から板垣監督、庄司、宋、山本)