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2022.01.19

#INFO

2020年全日本選手権大会を振り返る(混合ダブルス)

  • 優勝 森薗政崇(右)・伊藤美誠(BOBSON・スターツ)

  • 準優勝 張本智和(右)・長﨑美柚(木下グループ・JOCエリートアカデミー/大原学園)

  • 3位 上村慶哉(右)・阿部愛莉(シチズン時計・デンソー)

  • 4位 軽部隆介(右)・松本優希(鹿児島相互信用金庫・サンリツ)

2022年1月24~30日に東京体育館で開催される2022年全日本選手権大会。

開幕目前!前回大会はコロナ禍でシングルスのみの開催となったため、前々回大会の混合ダブルスを振り返りながら、今大会の見どころを解説します。

※所属・年齢は大会当時のまま

 

森薗政崇・伊藤美誠が貫録の3連覇

決勝は森薗政崇伊藤美誠(BOBSON・スターツ)と張本智和・長﨑美柚(木下グループ・JOCエリートアカデミー/大原学園)の対戦となった。

 

1ゲーム目を幸先よく取った森薗・伊藤であったが、2ゲーム目は奪い返されてしまう。3ゲーム目以降は、森薗がフットワークを生かし、しっかりと強打、繋ぎのボールを織り交ぜると、伊藤の前陣での強打が決まる。森薗・伊藤が2対1とリードした4ゲーム目は、6-3で張本・長﨑がリード。このゲームを取れば挽回のチャンスも見えていたが、森薗・伊藤が果敢な攻撃で8点連取し、見事3連覇を達成した。

 

「一本一本が大事なポイントで、そこをとることができた。3ゲーム目の8-7で張本選手のナイスボールをブロックして、その一本で流れを変えることができた」と伊藤。

「3回の優勝の内で今回が一番苦しかったかもしれない。序盤のラウンドからフルゲームが2回あり、決勝も内容が苦しかった。これまでの2回の優勝に比べて、一番うれしい優勝だった」と森薗。

 

優勝 森薗政崇(左)・伊藤美誠

 

準優勝 張本智和(右)・長﨑美柚

 

準々決勝

森薗政崇・伊藤美誠(BOBSON・スターツ) 3(-13,7,-7,3,7)2 硴塚将人・森田彩音(早稲田大・中央大)

軽部隆介・松本優希(鹿児島相互信用金庫・サンリツ) 3(-4,9,6,-10,5)2 渡井丈人士・小道野結(駒澤大・デンソー)

上村慶哉・阿部愛莉(シチズン時計・デンソー) 3(-6,9,-3,4,8)2松山祐季・平野容子(愛工大・豊田自動織機)

張本智和・長﨑美柚(木下グループ・JOCエリートアカデミー/大原学園) 3(9,5,-5,7)1 松下大星・梅村優香(クローバー歯科カスピッズ・中央大)

 

準決勝

森薗政崇・伊藤美誠 3(6,8,6)0 軽部隆介・松本優希

張本智和・長﨑美柚 3(9,6,-8,6)1 上村慶哉・阿部愛莉

 

決勝

森薗政崇・伊藤美誠 3(6,-7,7,6)1 張本智和・長﨑美柚

 

3位 上村慶哉(左)・阿部愛莉

 

4位 軽部隆介(右)・松本優希

 

5位 松山祐季(右)・平野容子

 

6位 渡井丈人士(左)・小道野結

 

7位 硴塚将人(左)・森田彩音

 

8位 松下大星(右)・梅村優香

 

張本智和・早田ひなが頭一つ抜けた存在か

3連覇中の森薗・伊藤のエントリーはなく、世界選手権大会銀メダルペアの張本智和・早田ひな(木下グループ・日本生命)が優勝候補筆頭か。張本・早田ともに強打が武器で、プレー領域を選ばずに鋭いボールを放つことができるのが魅力。

対抗となるのは、前回3位で第1シードの上村慶哉・阿部愛莉(シチズン時計・デンソー)か。上村・阿部のゾーンには勢いのある田添健汰・張本美和(木下グループ・木下アカデミー)が入っている。

他にもアジア選手権大会代表の木造勇人・安藤みなみ(愛工大・TOP名古屋)、吉村真晴・鈴木李茄(愛知ダイハツ・昭和電工マテリアルズ)、宇田幸矢・木原美悠(明治大・JOCエリートアカデミー/星槎)など、実力者ペアが多数いる。

波乱の多い種目でもあり、どのペアにも優勝のチャンスがあるだろう。