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2021.07.31

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「全国の強豪校と戦える技能を身に付けたい」和歌山工業(和歌山県)

  • 田中昌監督「全国の強豪校と戦える技能を身に付けて、頑張りたいです」

  • 児嶋悠飛主将「昨年は大会が無かった、先輩たちの分まで、強い思いで一球一球心を込めて打ちたい!」

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)卓球競技は8月12~17日に富山市総合体育館(富山県富山市)で開催される。
47都道府県の予選を勝ち抜いてきた全115チーム(学校対抗男子58、女子57チーム)から、和歌山県代表・和歌山県立和歌山工業高等学校(男子)をピックアップして、本戦に挑む田中昌監督、児嶋悠飛主将の意気込みを紹介する。
※本文中敬称略

 

和歌山県立和歌山工業高等学校

監督 田中 昌 (たなか あきら)

 

生徒の試合を観て感動した

開校100年を超える和歌山工業高等学校の卓球部員は全14人。

「連綿と繋がるクラブ活動があり、先輩たちから後輩へ受け継がれていく想いがある。

今回の代表決定もその思いが繋がったようです。どこの学校でも一緒だと思いますが、緊急事態宣言等いろいろあって、3年生も、当時は入部したてだった2年生も、昨年6~7月から練習がやっと始まったという状況で練習不足を感じていました。

そんな中、県総体が始まり、1回戦から決勝まで全部3-0で勝てた事。

この状況下でこれだけ出来る!生徒たちの試合を観ていて、やるなー!と感動しました。インタビューが無ければ、こういう事を話す機会もありませんでしたが」

 

生徒たちとの絆を大事にしている

「エースの選手が、大会前に病気にかかり、本人はもとより、チームとしてもまともな練習が出来なくなりました。回復して10日後ぐらいに県総体が始まり、選手たちはフル回転で頑張りました。一時は、メンバー交代も考えましたが、生徒たちを信頼し、このまま行くと決めていました」

 

タイムアウトが上手

「生徒からは、先生はタイムアウトのとりかたが上手だと言われています。生徒の試合をチェックしていて、この生徒は、この場面でよく逆転されるなと思う時があります。そのタイミングを逃さないようにタイムを掛けます。本人たちは試合に集中していて気づかないものです。例えば、4ゲーム目に9-6でリードした後に1本取られたら、『タイム』を5ゲーム目まで温存せずに、ここで流れを変えます。

生徒を呼び『ここから、いつも逆転される。深呼吸2回、深呼吸2回。やろうと思っている戦術以外で戦え』と経験の浅い選手や迷っている選手などには選択肢を伝え、それで勝利を呼び込みます」

 

本戦に向けて

「全国の強豪校と戦える技能を身に付けて、頑張りたいです。心技体という言葉が有ります。

その技の部分、技能という部分で知らない事が多いと思います。場面、場面での戦略での技。

そういう所を身に付けていきたい。サービス、レシーブ、コース取りなど、いろいろなシーンでやる事があります。強豪校の選手に対して甘い部分、大胆になれない部分があるので、心技体を向上することで、互角に戦えるようにしたいです」

 

主将 児嶋悠飛 (こじま ゆうひ)

一球一球心を込めて

「昨年中止で、出場出来なくなった先輩たちに優勝を報告、喜びを分かち合いました。先輩たちの分まで、強い思いで一球一球心を込めて打ちたい!」

 

前列左より、宮本脩斗(3) 児嶋悠飛(3) 鈴木太陽(3) 南開登(3)

中列左より、峯園希翔(2) 松本琉寿(2) 白本晟也(2) 硲孝太(2) 田中実波(2) 若林洋樹(1)

後列左より、新宅由弥(1) 上野駿也(1) 梅尾怜聖(1) 中島海斗(1)

      ※(数字は学年)