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2020.07.22

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平成26年度全日本選手権大会(カデットの部)を振り返る(2015年1月号から)

  • 14歳以下女子シングルス優勝の塩見真希(ミキハウスJSC)

  • 14歳以下男子シングルス優勝の田中佑汰(愛工大附中)

  • 13歳以下女子シングルス優勝の皆川優香(昇陽中)

  • 13歳以下男子シングルス優勝の張本智和(仙台ジュニアクラブ)

  • 女子ダブルス優勝の宮﨑翔(右)・宮野彩未(ミキハウスJSC)

  • 男子ダブルス優勝の金光宏暢(右)・宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

将来の活躍が期待される選手が全国から集う「JOCジュニアオリンピックカップ全日本選手権大会(カデットの部)」。競技は男女シングルス(13歳以下・14歳以下)と男女ダブルスの計6種目。2014年、11月1~3日に滋賀県立体育館で行われた大会をピックアップ!

 

JOCジュニアオリンピックカップ平成26年度全日本選手権大会(カデットの部)の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

塩見真希が14歳以下女子単で優勝

 

▶男子
【14歳以下シングルス】
田中佑汰(愛工大附中)と宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)が対戦。田中がコースをうまく突いて宇田を翻弄。最終ゲームまでもつれる激戦となったが、最後まで攻め続けた田中が優勝を果たした。「決勝の舞台は実感したことのない空気ですごく緊張しました。宇田君は昨年優勝しているので強気で行きました」と田中。敗れた宇田であったが、巧みなボールさばきが光った。
田中佑汰 3(8,-3,-8,2,6)2 宇田幸矢

 

打点の早い両ハンド攻撃が光った田中

 

【13歳以下シングルス】
張本智和(仙台ジュニアクラブ)と柏竹琉(かしわたける/JOCエリートアカデミー)が対戦。張本が積極的な攻めと無理のないプレーをバランスよく使い分け、史上最年少優勝を達成した。「年齢は意識していないですが、優勝出来て嬉しいです」と張本。敗れた柏はしなりのあるバックハンドを軸に勝ち上がった。
張本智和 3(6,4,5)0 柏竹琉

 

ミスの少ないプレーで史上最年少優勝を達成した張本

 

【男子ダブルス】
宇田幸矢・金光宏暢(かなみつこうよう/JOCエリートアカデミー)と中橋敬人・遠藤碧人(湘工ジュニア・TTC浦和)が対戦。宇田・金光がハイセンスなボールタッチで2-0とリードしたが、サウスポーペアの中橋・遠藤がノーシードから勝ち上がった勢いに乗り、最終ゲームまで持ち込んだ。しかし、最後は冷静に試合を運んだ宇田・金光が栄冠を手にした。
宇田幸矢・金光宏暢 3(7,8,-7,-10,3)2 中橋敬人・遠藤碧人

 

台上プレーで先手を取り攻撃につなげた宇田(左)・金光

 

▶女子
【14歳以下シングルス】
塩見真希と鈴木琴音のミキハウスJSC同士の対戦。鈴木のしっかりと振り切るフォアが光ったが、最後まで自分のプレーを崩さなかった塩見が3-2の接戦の末、優勝を決めた。「決勝では、せっかくここまできたのだから負けたくないという気持ちがあったので、自分が得点するためには何ができるかをひたすら考えました」と塩見。
塩見真希 3(-8,6,9,-8,7)2 鈴木琴音

 

緩急をつけたプレーで相手を翻弄した塩見

 

【13歳以下シングルス】
皆川優香(昇陽中)と長﨑美柚(岸田クラブ)が対戦。力強い両ハンド攻撃を炸裂させた皆川が優勝を果たした。「今回は優勝だけを狙ってきました。(ホープス以来)もう一度タイトルを獲りたいという一心で今まで練習を頑張ってきたので、嬉しいです」と皆川。惜しくも敗れた長﨑は小学生ながら優れたボールタッチで健闘した。
皆川優香 3(6,-7,4,6)1 長﨑美柚

 

威力ある両ハンド攻撃が良かった皆川

 

【女子ダブルス】
宮﨑翔・宮野彩未(ミキハウスJSC)と早田ひな・池田玲菜(石田卓球クラブ)が決勝で対戦。攻防のバランスがよく、抜群のコンビネーションを見せた宮﨑・宮野が優勝を遂げた。敗れた早田・池田だったが、積極的な攻撃で得点を重ねた。
宮﨑翔・宮野彩未 3(5,-4,10,8)1 早田ひな・池田玲菜

 

コンビネーション抜群のプレーで得点を重ねた宮﨑(右)・宮野

 

…詳しい結果は、バックナンバー2015年1月号で!

 

~こぼれ話~
同大会が行われたのは、ちょうどセルロイドボール(セル)からプラスチックボール(プラ)への転換期。各コートにはセルとプラの両方が準備され、じゃんけんで選ぶ仕組みだった。
使用されたボールのほとんどは慣れ親しんだセルだったが、14歳以下女子シングルス決勝ではプラが使用された。優勝した塩見選手は、「セルの頃からニッタクを愛用しているので、プラになってからもニッタクを使っていて、ニッタクが一番セルの打球感に近い」とコメントを残している。