第82回全国高等学校選手権大会（インターハイ）　男子3種目を振り返る(2013年10月号より)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

※所属・年齢は大会当時のまま

学校対抗で、地元・希望が丘が優勝

決勝は、5年ぶりに決勝進出を果たした希望が丘と9連覇を狙う青森山田が対戦。

前日に行われたダブルス種目で、田添健･上村組(希望が丘)が、森薗･三部組に勝利していたことから、オーダーに少し影響を見せた。トップで、田添響（希望が丘）が、及川に0-2から逆転勝利。２番は森薗(青森山田)が、田添に勝利。続いて3番ダブルスも青森山田ペアが前日のリベンジを果たし、スコアを2-1とする。しかし4番の定松(希望が丘)が完璧な内容で勝利すると、ラストで上村(希望が丘)が勝利し、希望が丘が地元で初優勝を決めた。

学校対抗決勝

希望が丘 3-2 青森山田

〇1 田添響 3(-8,-9,9,12,10)2 及川瑞基

×2 田添健汰 0(-1,-7,-7)3 森薗政崇

×3 田添健・上村 0(-9,-6,-12)3 森薗・三部

〇4 定松祐輔 3(5,7,9)0 坪井勇磨

〇5 上村慶哉 3(9,-9,-9,8,8)2 三部航平

単複に出場した田添健汰

決勝ラストで勝利した上村慶哉

シングルス、森薗政崇が初優勝

決勝は、森薗政崇と及川瑞基の青森山田同士の対戦となった。１本目から気持ちを前面に出してプレーする森薗が試合を優位に進め、1ゲームを落としたがゲームカウント4-1で勝利した。「県予選で及川選手に負けていたので、気持ちで負けないようにしました」と森薗

準決勝

森薗政崇（青森山田） 4(8,9,-7,7,9)1 渡辺裕介(明徳義塾)

及川瑞基（青森山田） 4(-8,-12,6,3,11,7)2 田添健汰

決勝

森薗政崇 4(8,12,7,-4,8)1 及川瑞基

シングルス優勝の森薗政崇

ダブルス、田添健汰･上村慶哉が初優勝

決勝は、田添健汰・上村慶哉（希望が丘）と森薗政崇・三部航平（青森山田）が対戦。台上処理が上手く、コンビネーションが良かった田添・上村組が優勝した

準決勝

田添･上村(希望が丘) 3(-6,3,7,-6,3)2 田中･南谷(明徳義塾)

森薗･三部(青森山田) 3(4,5,6)0 定松･田添(希望が丘)

決勝

田添健汰･上村慶哉 3(10,-7.7.6)1 森薗･三部

ダブルス優勝の田添健汰(右)・上村慶哉

～～こぼれ話～～

学校対抗で優勝した希望が丘高校。中心となった田添健汰・響兄弟は、地元・石田卓球クラブ出身の選手。田添兄弟を幼少期から指導する石田卓球クラブ・石田眞行総監督、石田真太郎先生（希望が丘高男子監督）ら、石田卓球クラブに関わる指導者にとって格別な大会となった。