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2016.12.07

#RESULTS

【世界ジュニア】大会最終日、張本が男子単で決勝進出!

  • 張本

  • 趙勝敏

●男子シングルス準決勝
張本 6、10、11、ー9、ー10、3 楊碩(中国)
趙勝敏 5、7、7、ー8、7 呉柏男(香港)

 

大会最終日の12月7日、朝一番の試合に登場した張本智和が、中国の楊碩を撃破!

 

フォアのパワーはあるが、バックハンドの技術力では劣る楊碩に対し、張本は前陣をキープし、バックハンドで左右に振り回した。楊碩もフォアに飛ばされたボールは、張本のフォアサイドに大きく曲げて返球し、バックハンドのカウンターのミスを誘ってきたが、張本はミスが出ても我慢強く返球。ベンチに入った父の張本宇コーチからは「粘って粘って!」「ラリーで大丈夫、つないでつないで」というアドバイスが飛ぶ。ラリーになれば、打球点の早さでまさる張本が有利。9ー5からジュースにもつれた第3ゲームを13ー11で奪って、一気に3ゲームを連取する。

 

楊碩もここから開き直ったように、中陣から両ハンドドライブを振り回す。第4ゲーム8ー7のリード、第5ゲームは10ー8のマッチポイントと張本が勝利に迫りながら、あと一本が取れずに2ゲームを返されたが、第6ゲームは気合いを入れ直して5ー1、8ー2と大きくリード。このまま押し切った。

 

張本と決勝で相まみえるのは韓国の左腕・趙勝敏。フォア前からの巧みなチキータとの打ち分けと、そこからストップしてバックサイドを連続攻撃できる戻りの早さがある。男子団体決勝ではトップで木造に完敗したが、果たして決勝での張本戦はどうか。技術的には申し分ない選手だが、メンタルの部分にはまだ課題もありそうだ。