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2018.01.20

#RESULTS

張本と森薗が準決勝へ。張本は選考会に続いて大島を下す

  • 大学の後輩・渡辺に勝利し初のベスト4入りを果たした森薗

  • 森薗に敗れベスト8の渡辺

●男子シングルス準々決勝
張本智和(JOCエリートアカデミー) 12、4、4、−8、10 大島祐哉(木下グループ)
森薗政崇(明治大) −10、8、7、13、−11、5 渡辺裕介(明治大)

 

男子シングルス準々決勝の残り2試合は、張本智和と森薗政崇が勝利!
張本は昨年12月の世界代表選考会で勝利した大島に、今大会でも勝利。1ゲーム目に9−10でゲームポイントを握られたが、ここを14−12で押し切ると、2・3ゲーム目は一方的なゲーム展開。バックハンドという絶対的な武器を持つ張本は、大島のミドルやフォアを突いてから早い打球点でバックを攻め、得点を重ねる。バックハンドを強化してきた大島といえども、揺さぶられてからのバックハンドにはミスが続いた。

 

張本は4ゲーム目、終盤でややプレーが消極的になり、逆転を許して1ゲームを落とした。フォアを連続で突かれた時の対応にわずかな課題も見えたが、5ゲーム目は9−10から11−10と逆転し、大島のチキータ封じのロングサービスをフォアハンドで狙い打って勝利を決めた!

 

森薗対渡辺という、明治大の先輩・後輩、そしてダブルスのパートナー対決は、森薗が押し切った。森薗のフォアサイドを切り裂く渡辺のバックハンドのパワードライブは強烈だったが、森薗は相変わらずよく動き、フォアハンドでストレート・クロスへ自在に強打を打ち分けた。

 

★試合後の森薗のコメント
「今まで内容がすごく良くて、満足していたけど、今日は緊張して、前のぼくに戻って、サービスが単調、台から下がる、視界が狭まるという、内容は良くない試合だった。悪い中で勝てたことは1年間の成長かもしれない。
相手が裕介で、ダブルスのパートナーで、次の明治のキャプテンで、一番近くにいる後輩なので、意識しないでやるのは難しかった。ぼくのチキータは全く効かなかった。フォアに横に切るアップサービスを出され、チキータを詰まらされて、思い切り回り込まれた。今回は集中力と凡ミスが少ないことが良かった。

 

ベスト8以上に来たのは初めて。全日本ではダブルスとミックスでは結構上に来ていたけど、シングルスで勝たないと卓球は評価されないから、この結果はうれしい。次の張本と対戦するのはすごく楽しみです。去年の夏の中国オープンで0-4でやられている。スピード感やボールの質が違っている。すごく強い印象がある。中国オープンの時には自滅したので、今回は自分ができることを、いつも通りにやる。
相手はぼくより世界ランキングも上だし、当然向かっていく相手です。

 

アジア選手権で平野美宇ちゃんが中国を倒して優勝したのを横で見ていて、これしかないな、とピーンときて、それからは多球練習でのメニューや動き方を参考にして、それから自分の卓球も良くなった。ユニバーシアードで優勝した頃から、卓球も楽しくなったし、何でもポジティブに考えるようになった。
プラボールに変わってからは速さが卓球のトレンドになると思った。足が速い自分らしい卓球を出していきたい」

 

 

(卓球王国配信)