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2023.04.16

#INFO

令和5年度 日本リーグ・日学連・高体連合同強化事業

  • 1月に行われた全日本選手権女子単ベスト8の出雲美空(サンリツ)

  • 全日本選手権男子ジュニアで優勝した萩原啓至(愛工大名電)

日本卓球リーグ実業団連盟(以下、日本リーグ)・日本学生卓球連盟(以下、日学連)・全国高体連卓球専門具(以下、高体連)の合同強化事業が、4月14〜16日まで、桐生ガススポーツセンターで行われた。

日本リーグ・日学連・高体連の各カテゴリーから選抜された男女8名ずつ参加し、リーグ戦形式で試合が行われた。

2023年1月に行われた全日本選手権女子シングルスでベスト8入りを果たした出雲美空(サンリツ)、同じく男子ジュニアで優勝した萩原啓至(愛工大名電)ら各カテゴリーのトップ選手が参加。ハイレベルな強化事業となった。

また試合後は、日本リーグの選手がアドバイスを行うなど、様々なカタチで交流が行われた。

 

▲アドバイスを行う上村慶哉(シチズン時計)

 

今回3者が揃っての合同強化事業は初。初日の14日に、宗片信一高体連理事長、板垣賢一日学連理事長、佐藤真二日本リーグ専務理事の3名にインタビューを行った。

 

宗片信一 高体連理事長

「日学連と高体連の交流事業は、今年で15回目を迎えます。しかし新型コロナウイルスの影響で、海外派遣事業を3年間断念せざるをえませんでした。このままではいけない、何か強化につながる事業ををやりたい、という声があり、昨年初めて日本リーグ実業団連盟(以下、日本リーグ)様にご協力いただき、交流強化事業を行いました。その際、高体連・日学連の3者で何か事業を行いたいね、という話を日本リーグ様よりいただき、3者が集まることは卓球界にとってとても素晴らしい事ですのでできることならやりましょう、新しい事業を作りましょう、という話になり、昨年協議がスタートしました。

しかし現実的には、強化事業を開催する日程が見つからず、やみくもに時間が過ぎてしまうだけでした。考えているだけではいけないので、先に行動に移す。ということで、高体連・日学連の事業に日本リーグ様に参戦していただく、ということになりました。

高校生は、大学生、社会人とプレーするということで、とても気持ちが引き締まっていると思います。この事業は卓球界のために素晴らしい事だと思いますので、今後さらに発展していけるようにしていければと思います」

 

板垣賢一 日学連理事長

「皆様感じていることだと思いますが、選手たちの緊迫感が高まっています。すでに皆さんが話していると思いますので、経緯については割愛させていただきますが、私が学生時代の時に、実業団チームの交流事業「実学対抗」という試合を行っていました。当時は関東学連のフットワークが軽かったこともあり、関東学連に所属している選手のみが交流事業に参加していたのですが、他の学生連盟も参加したい、という話になり、その時から交流の場は必要だな、と感じていました。今回は会長同士、日本リーグの佐藤専務理事とも打ち合わせを行い、日本リーグ様に参戦していただいた、というカタチになります。大学生は、男女それぞれ8名ずつの計16名の参加ですが、もう少し参加人数を増やせていければいいな、と思っています。日程的に厳しいことがあると思いますが、この試合に高校から出場していた選手が大学生でも出場、社会人でも出場、そして大きな大会で活躍などしていただければ、嬉しいです。今後も発展していけるように努力していきます」

 

佐藤真二 日本リーグ専務理事

「昨年はじめて高体連と日本リーグで交流を行いました。高体連と日学連は交流していることはしっていたので、いつか日本リーグも、とは考えていました。それぞれの役員が交代するなど様々なタイミングが重なり、試合の時だけ関係をもつのではなく、いろいろな面で協力しあい、切磋琢磨していくことが重要だという意見が、各理事から上がり、今回の話が進みました。

しかし新しい事業として立ち上げるには、費用面、日程面などで厳しいことがあったので、日本リーグは、1年前から決まっていた高体連・日学連の交流事業の仲間に加えてもらうことなりました。

高体連・日学連・日本リーグは、1970年代からすごく連携が取れていて、練習環境などをお互い模索しながら切磋琢磨して成長してきました。トップの選手はトップをめざすのは当たり前ですが、トップの選手になれるのは一握りで、全ての卓球人がトップになれるわけではありません。

高校では高校の教育を受け、大学生で大きく学び、社会人では社会に貢献する。卓球を通じて人間教育はとても大切で、日本リーグの立場で話せば、卓球だけが強いトップアスリートではなく、企業で活躍したり、卓球界で活躍できる人間、そういう卓球『人』になることが大切になると思います。

普及活動と強化の活動は表裏一体で、普及活動をしっかりと行わないと強い選手は出てこないと思いますし、高いポテンシャルを持った選手がなかなか出てこないと思います。どうやって原石を探していくか、高体連・日学連・日本リーグの3者で普及を行い、いろいろなことを確立していくことが、双方の幸せになるのでは、と私は考えています。今は高体連・日学連・日本リーグに所属する選手しか出場できませんが、いずれは色々なカテゴリーの選手が出場できる強化事業にしていければと私は思います。この事業がきっかけとなり、何かのチャンスを掴んで成長できる選手が一人でも増えたら嬉しいです」

 

▲左から鄭泰應日学連強化委員長、板垣賢一日学連理事長、塚田博文高体連事務局長、河田正也日学連会長、原田弘人日本リーグ会長、宗片信一高体連理事長、佐藤真二日本リーグ専務理事

 

 

▲合同強化事業に参加した役員・スタッフ・選手たち