日本卓球協会新会長に河田正也氏、新理事として平野早矢香氏が就任

公益財団法人日本卓球協会(JTTA)は6月19日(日)、オンライン記者会見にて2022年度評議員会及び臨時理事会にて決定した新役員を発表。会長に日清紡ホールディングス取締役会長の河田正也氏、専務理事に宮﨑義仁氏、強化本部長には前女子ナショナルチーム(NT)代表監督の馬場美香氏が就任した。

今回の新体制はスポーツ団体のガバナンス行動の主旨に基づき決定された。

新役員の特徴としては下記の通り。

・女性の比率を40％以上、外部からの人材が25％以上

・新任の理事の割合が50％を超えている

・15名中4名がオリンピアン

・平均年齢が前回改選時の64歳から56歳と若返りが進んでいる

また、今回の改選で平野早矢香氏が新たに理事になることも発表された。宮﨑氏は「オリンピアンとしての経験はもちろん、メディアでの活動も多いため違った視点でのアドバイスがいただけるのではと期待している」とコメントした。

■会長・副会長・専務理事・常務理事・理事(任期：2022～2023年度)

会長(新任)　河田正也

副会長　星野一朗

専務理事　宮﨑義仁

常務理事　安西弥一郎

常務理事　加藤憲二

常務理事　馬場美香(新任)

常務理事　簑島尚信

常務理事　横田幸子(新任)

理事　板垣賢一(新任)

理事　伊藤華英(新任)

理事　岸田聡子

理事　能瀬さやか(新任)

理事　平野早矢香(新任)

理事　宗片信一(新任)

理事　吉田和人

■監事(任期：2022～2025年度)

監事　金澤恭子(新任)

監事　國井隆(新任)

監事　平岡可奈之

■河田正也代表理事／会長(新任)

「前体制をしっかりと引継ぎ、東京五輪の良い流れをパリ五輪、それ以降に繋げていきたいと考えています。今まで重ねてきた良い蓄積を生かしつつ、様々なことを中長期的にサステナブルに考え、進めていきたいと思います。

また、トップ選手の活躍も大事であると同時に、卓球界全体、特にハンディキャップのある方々にも光を当てて一層力を入れて進めていきたいです」

■宮﨑義仁専務理事

「2001年から強化の監督として強化畑でやってきましたが、今日からは専務理事として強化以外の部分にしっかりと取り組んでいきたいです。特に知的障がい者、肢体不自由者、ろうあ者の三団体を、卓球という一つのくくりとして日本卓球協会がサポートできるようにしていきたいと考えています」

■馬場美香強化本部長

「NTの両監督と良いコミュニケーションを図り日本が世界選手権、またオリンピックで一つでも多くのメダルを獲得できるよう、強化を進めていきたいです。また、これまで先輩方が注力してきたホープスNT・ジュニアNTを継続的に強化していき、人間力の高い選手の育成、そして、日本が継続的に世界のトップを目指せるようにしていきたいです」