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2021.08.05

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最後のインカレ! 優勝11回を誇る強豪・淑徳大学

  • 田中咲子

  • 池田侑香里

  • 浪岡真凜

第90回全日本大学総合選手権大会・団体の部(インカレ)は7月1~4日、島津アリーナ京都で行われた。この大会を区切りとして強豪校の淑徳大学がひとつの歴史に幕を下ろした。
インカレでは通算11度の優勝を誇る淑徳大学は卓球部強化の休止が決定している。現在の部員数は4名。インカレ出場資格人数は満たしているが、秋季関東学生リーグ戦の出場資格人数は満たすことができず、このインカレが最後の団体戦となった。今回、予選リーグを2位で通過し、決勝トーナメント1回戦で日本体育大学と対戦。トップで田中咲子がフルゲームの接戦を制すも、1対3で敗れた。
選手としてインカレ三連覇、同校黄金期の一時代を担い、3年前から監督を務めてきた石垣優香さんにお話を伺った。

 

「これまで監督、コーチ、先輩、後輩が作ってきた歴史は、とても大きく重いものだと思います。私が監督になってからも、先輩や後輩が練習に来てくださいました。また、大学生の時に監督を務めていた呉光憲先生も気にかけてくださり、時々韓国から練習場に来てくださいました。
私もインカレには凄く大きな思い入れがあります。悔しい思い出やうれしい思い出がたくさん詰まっているので、最後に監督としてその場にいられたことは凄く光栄で感慨深いものがありました。本音を言えばもう一回勝ちたかったですが、そこはやはり勝負事なので仕方がありません。
大会前は、団体戦としては最後の機会だけれど、自分の納得のいくプレーをしよう!と話しました。それぞれ良かった点や反省点などあると思いますが、私から見て選手は最後まで攻めきってくれました。有終の美を演じきった部員に感謝をしています」

 

ベンチでアドバイスをする石垣優香監督(右)

 

【結果】
予選リーグ
淑徳大学 3-0 千里金蘭大学
〇1田中咲子 3(-10,-3,9,7,0)2 立麻望月
〇2浪岡真凜 3(9,-6,10,6)1 渡邊濃乃
〇3田中咲子・池田侑香里 3(-10,7,6,5)1 立麻望月・幡司杏香

 

淑徳大学 1-3 福岡大学
×1赤川美沙希 0(-12,-6,-0)3 安田優佳
〇2田中咲子 3(5,-7,1,6)1 齊藤智佳
×3田中咲子・池田侑香里 0(-8,-7,-5)3 安田優佳・坂元睦月
×4池田侑香里 1(-6,-2,8,-8)3 松崎若葉

 

決勝トーナメント1回戦
淑徳大学 1-3 日本体育大学
〇1田中咲子 3(11,9,-9,-6,6)2 石田茜
×2浪岡真凜 0(-8,-4,-7)3 川本茉乃花
×3田中咲子・池田侑香里 0(-9,-5,-9)3 関口綾乃・稲吉美沙
×4池田侑香里 1(7,-10,-9,-3)3 稲吉美沙

 

最後まで戦い抜いた淑徳大学卓球部
左から、石垣優香監督、田中咲子、池田侑香里、浪岡真凜、赤川美沙希