大会最終目、18日の見どころ

平成26年度全日本卓球選手権大会は、いよいよ最終日を迎えた。本日は台はセンターコート1台のみ、女子準決勝、男子準決勝、女子決勝、男子決勝、表彰式・閉会式の順で行われる。

●女子準決勝
石川佳純（全農）vs前田美優（希望が丘高）
森薗美咲（日立化成）vs石垣優香（日本生命）

●男子準決勝
水谷隼（beacon.LAB）vs岸川聖也（ファースト）
神巧也（明治大）vs丹羽孝希（明治大）

昨日の女子ダブルスで優勝し、混合複とあわせて二冠を決めている石川。シングルスも連覇し、三冠の快挙まであと2試合となった。好調の前田が、石川とのサウスポー対決で得意の速攻を見せるか。両ハンドのラリー戦では非常な強さを見せる前田にとっては、石川のサービス＋3球目をいかに封じるかがカギになりそうだ。また、接戦を乗り越えて勝ち上がってきた森薗と石垣の対戦も大激戦になるだろう。

男子は、ダブルスを組む水谷と岸川の一戦は、手の内を知り尽くす者同士の対決だけに、試合の駆け引きに注目したい。水谷が本命であることは間違いない。しかし水谷は昨年度大会の記者会見で「夢の中で岸川選手に2回負けた」とコメントしている。王者・水谷にとっても、岸川は大きなプレッシャーのかかる相手だ。神vs丹羽の明治大先輩後輩対決もおもしろい。2年ぶりの優勝を狙う丹羽に対し、大躍進で波に乗る神がどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

6試合すべて、見応えのある試合になることは間違いないだろう。近い方は、ぜひ会場に足を運んで観戦してほしい。