【女子シングルス】石川、伊藤が勝利。早田が徐孝元を破る金星

石川佳純は両ハンドドライブを得意とする杜凱琹（中国香港）に対し、ミドル攻めを効果的に使いながら積極的に攻め、ラリー戦では中陣でのドライブも安定して決まり、初戦を通過した。
伊藤美誠はアンダー21での決勝を控え、勢いに乗っているツォン・ジエン（シンガポール）と対戦。序盤で「注意もなく１回目でサービスのフォルトを取られてしまった」と少し動揺した場面もあったが、劣勢になっても冷静に対処し、最終ゲームはラリー中でのバックハンドスマッシュや、目の覚めるようなカウンターなど、伊藤らしい攻撃が決まり、接戦を制した。
早田ひなは韓国のカットマン徐孝元を破る金星を挙げた。回転量の多いドライブで粘りに粘って、チャンスボールを思い切ったスマッシュで徐孝元のカットを破った。
「勝った瞬間は『ひゃー！！』という感じでした。オーストラリアオープンからカットマンとやっていたので、自信はありました。相手はサービスがうまいのでサービスレシーブからどう戦っていくかだけを考えました」と早田。

【女子シングルス本戦トーナメント１回戦その２】
石川佳純　2,9,9,-9,-10,7　杜凱琹（中国香港）
鄭怡静（チャイニーズタイペイ）　-4,8,9,-8,11,5　姜華珺（中国香港）
ユー・モンユ（シンガポール）　8,2,6,7　森薗美咲
馮天薇（シンガポール）　4,6,14,-9,2　エクホルム（スウェーデン）
サマラ（ルーマニア）　-6,8,-9,6,7,5　ハン・イン（ドイツ）
早田ひな　9,10,-6,9,-6,9　徐孝元（韓国）
伊藤美誠　5,7,-8,-10,8,-6,7　ツォン・ジエン（シンガポール）
丁寧（中国）　-9,9,3,6,2　フー・メルク（トルコ）

パワフルな中にも安定したプレーを見せた石川佳純

接戦となったが、崩れることなくメンタルの強さもうかがえた伊藤美誠

徐孝元の壁を破った早田ひな