全日本　男子ダブルス優勝は三部・及川！

決勝は三部・及川の大学生と戸上・宮川の高校生ペアの対決となった。

三部・及川は偶数ゲーム、戸上・宮川が奇数ゲームの相性がよく、一進一退の展開。三部・及川が2-1で王手をかけた第4ゲーム。シーソーゲームで戸上・宮川が10-9でゲームポイントを握り、三部が決死のロングサービスで意表を突きたかったが、戸上が上手く対応して最終ゲームへ。

互いに譲らない展開で、5-4戸上・宮川リードでチェンジコート。ここで、及川の絶妙なナックルサービスを宮川がふかしてミスをすると、続く戸上もチャンスボールをものに出来ず、6-4と三部・及川が逆転。ここから流れをつかむと、要所で及川のサービスが効き、最後はダイナミックな引き合いを制した三部・及川が押し切って勝利。初優勝を決めた。

ここぞの場面で及川のナックルと下切れのサービスが効き、

優勝インタビュー

及川「僕たちはいつも接戦になる試合が多かったので、すごい苦しかった。それを勝てて優勝できてうれしい。初めての決勝の舞台だったので、緊張しましたが、相手も強い選手ですし、自分たちのプレーを出せるようにしました。

今まで何度か成績は出してきましたが、今後進路が変わるので、最後のダブルスという思いが強かった。それがこういう結果につながった」

三部

「中学生から同級生の及川と一緒に日本一になれてすごくうれしい。まだ優勝できた実感はありませんが、大学生活の最後の最後で優勝できてうれしい。

ダブルスはコンビネーションが大事なので、仕上がりがよくて細かいプレーがよく、ミスが少なかった。そういったところで上回れたと思う」

三部航平・及川瑞基(専修大) 3(6,-7,6,-9,8)2 戸上隼輔・宮川昌大(野田学園高)