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2016.12.08

#RESULTS

【世界ジュニア】13歳の新王者、張本智和が誕生!

  • 張本

  • 趙勝敏

  • 優勝を決めてフロアに大の字になった張本

  • 張本の表彰

  • 女子シングルス優勝の石洵瑶

●女子シングルス決勝
石洵瑶(中国) 2、10、11、3 麥子詠(香港)
●男子シングルス決勝
張本智和 ー7、ー9、6、10、8、ー7、7 趙勝敏(韓国)

 

今大会最後の一戦、男子シングルス決勝で快挙。13歳の張本智和が、大会史上最年少での優勝を飾った!

 

張本は男子ダブルス決勝で圧倒された趙勝敏に対し、序盤は得意のチキータを狙い打たれて苦戦。しかし、中盤からチキータは要所で使うだけに留めて、深く切れたツッツキからのブロックとカウンターを多用した。「(趙勝敏の)サービスは切れているから、チキータで狙うよりツッツキで返して、ブロックとカウンターで返していこうという作戦でした。とりあえずブロックでつなぐ、ひたすら相手より一本多くつなぐと決めていました」(張本)。ずっとリードされていた第4ゲーム、6ー7の場面で趙勝敏のサービスがフォルトを取られ、10ー7と一気に逆転して12ー10でこのゲームを取ったのも大きかった。

 

試合は最終ゲームまでもつれ、最後はまさに精神力の勝負。張本は4ー1、6ー2のリードから6ー6に追いつかれたが、最後まで相手の攻撃を粘り強くブロックし、最後はバックストレートへのパワードライブを決めて11ー7で勝利。その瞬間、フロアに崩れ落ちるように大の字になった張本。恐るべき勝負への執念を見せつけ、頂点へと上り詰めた!

また、女子シングルスでは準々決勝で平野美宇、準決勝で加藤美優を破った石洵瑶が優勝。決勝では堅実な攻守を誇る麥子詠の両ハンドを、準決勝までのバックハンド主体のプレーとは打って変わった積極的なフォアドライブ攻撃で打ち破った。今大会、中国のタイトル獲得はこの女子シングルスのみ。しかし、03年大会から続く、中国の女子シングルスのタイトル連続獲得記録を「14」に伸ばしている。