【全日本】快速フットワークの沼田勝、現役を引退

●男子シングルス2回戦
藤村（愛知工業大）　3（9,-10,6,4）1　沼田（日鉄住金物流）

今大会を最後に現役を引退する沼田勝（東奥学園高→埼玉工業大→日鉄住金物流）が、男子シングルス2回戦に登場。持ち前の俊敏なフットワークを活かし、同じサウスポーの藤村と中・後陣での打ち合いを演じたが、惜しくも敗れた。今後は会社に残り、仕事に専念するという。

「試合前の練習はいつもどおりやって、最後だから何か特別なことをしたわけではない。……もうちょっとやりたいですね。やってきたことは全部出し切れたわけではないけど、それが今の自分の実力だと思います。和歌山県予選は（日鉄住金物流の）同士討ちばかりで、そこで負けて近畿ブロック予選に回って、でも最後は何としても全日本に出たかった。本戦で誰と当たろうが、自分のやることをやるだけでした。藤村くんとの試合は新旧交代ですね。これから彼には頑張ってもらいたい」（沼田）。