【女子シングルス準決勝】平野美宇、丁寧に敗れ銅メダル

女子シングルス準決勝。

平野美宇は、アジア選手権で破っている丁寧(中国)と再戦。
序盤少し攻めた際のミスがある平野に対し、丁寧はたたみかけるように攻撃をしかけてくる。丁寧が第1ゲームを先取すると続く第２ゲームも丁寧のペース。
サービスで先手を取り、ライジングを捉えた平野の速攻プレーにもパワーで対抗してきた。接戦となった第2ゲームも丁寧が制してゲームカウント２－０と丁寧がリード。
第３ゲーム。平野のミスが徐々に少なくなり、凄まじいラリーの応酬となった。しかし、平野が質の高い攻撃をいくら放っても、打点の高いドライブ、中陣からはパワードライブですべて返球してくる。
丁寧がこのゲームもとって３－０。平野は後がない状況に。
第４ゲーム。平野がサービスレシーブでチャンスを作り、攻撃につなげるパターンが上手くはまり、９－２と初めて大量リードを奪う。また、丁寧のバックに集めてからフォアサイドへの強打も気持ちよく決まり、第５ゲームを奪い返した。
ここから巻き返しを図りたい平野だったが、先ほどまで効いていたフォアサイドへの攻撃も待たれてしまう。
最後は９－５から１本とった１０－５で丁寧が試合が終わったと勘違い。それほどまでに余裕がなく必死な心持だったのだろうか。
すかさずタイムをとったが、最後は平野のバックが外れ１１－５で勝利。
平野の甘いボールは一つもなかったが、それ以上に丁寧の動きやボールの質が高く、何より気合の入り方はこれまで以上だった。
平野は打ち合いの勝負に出すぎたのかもしれない。
４－１で丁寧が勝利し、優勝候補の一人の平野はここで敗退となった。

平野美宇　-4,-8,-5,5,-5　丁寧(中国)