三木隼と面手凛が二冠達成！中国高校

6月17～19日、広島県立総合体育館で第70回中国高等学校卓球選手権大会が開催された。

学校対抗、ダブルス、シングルスの三種目が行われ、男子は三木隼(野田学園)、女子は面手凛(山陽学園)が学校対抗とシングルスの二冠を達成した。

結果は下記の通り。

【男子学校対抗】

野田学園が14大会連続優勝！

決勝は初戦からストレートで勝ち上がってきた野田学園と、準決勝で松徳学院との島根県対決に勝利した出雲北陵の対戦となった。

前半は野田学園の岩井田雄斗と三木隼がストレートで勝利し、2対0でリードする。後がない出雲北陵であったが、3番ダブルスで佐藤卓斗/小野泰和(出雲北陵)が三木/木方圭介(野田学園)にフルゲームの末に勝利し4番へタスキを渡す。続く4番では、肖騏駿(出雲北陵)が木方に3対2で勝利。

ラストは芝拓人(野田学園)と佐藤卓斗(出雲北陵)が対戦。互いに譲らない展開となるが、芝が1ゲーム目を17-15、2ゲーム目は24-22で取ると、そのままストレートで勝利。3対2で野田学園が辛勝し14大会連続となる優勝を決めた。

決勝

野田学園 3-2 出雲北陵

○1岩井田雄斗 3(6,6,6)0 大村心

○2三木隼 3(11.8.3)0 小野泰和

●3三木隼/木方圭介 2(-7,7,-11,8,-8)3 佐藤卓斗/小野泰和

●4木方圭介 2(-9,-8,11,10,-6)3 肖騏駿

○5芝拓人 3(15,22,5)0 佐藤卓斗

男子学校対抗優勝　野田学園

【女子学校対抗】

山陽学園が17回目となる優勝を飾った

決勝は山陽学園と明誠の対戦となった。

1番で木山この実(明誠)が鈴木美咲(山陽学園)にフルゲームの末に勝利すると、2番の北代寿珠(明誠)が山﨑友海(山陽学園)にストレートで勝利。明誠が2対0でリードする。

3番で登場した鈴木/面手凛(山陽学園)は木山/竹山紗矢(明誠)にストレートで勝利。続く4番も面手が東ゆめ(明誠)をストレートでくだし、ラストへつなぐ。

ラストは岡田実弓(山陽学園)が竹山を3対1でくだし、山陽学園が3対2で勝利。昨年の雪辱を果たし、17回目となる優勝を飾った。

決勝

山陽学園 3-2 明誠

●1鈴木美咲 2(9,-9,6,-10,-11)3 木山この実

●2山﨑友海 0(-5,-5,-9)3 北代寿珠

○3鈴木美咲/面手凛 3(12,6,10)0 木山この実/竹山紗矢

○4面手凛 3(11,2,6)0 東ゆめ

○5岡田実弓 3(-9,2,10,8)0 竹山紗矢

女子学校対抗優勝　山陽学園

【男子シングルス】

野田学園が表彰台を独占

決勝は三木隼と木方圭介の野田学園対決となった。

1ゲーム目を木方が取ると、続く2、3ゲーム目を三木が取り王手をかける。しかし、ここから食らいついた木方が4ゲーム目を5点で取り勝負は最終ゲームへ。最終ゲームは11-7で三木が取り、フルゲームの末に勝利。初優勝を飾った。

準決勝

三木隼(野田学園) 3(7,-10,10,6)1 小園江紀也(野田学園)

木方圭介(野田学園) 3(9,9,5)0 芝拓人(野田学園)

決勝

三木 3(-9,6,8,-5,7)2 木方

男子シングルス優勝　三木隼(野田学園)

【女子シングルス】

面手凛が初優勝

面手凛(山陽学園)と吉田一葉(萩光塩学院)の対戦となった決勝は、面手がミスの少ないていねいなプレーを見せてストレートで勝利。1年生で初優勝を決めた。

準決勝

面手凛(山陽学園) 3(14,4,7)0 福井蓮彩(進徳女子)

吉田一葉(萩光塩学院) 3(11,7,-4,7)1 世古茉由加(鳥取敬愛)

決勝

面手 3(4,9,5)0吉田

女子シングルス優勝　面手凛(山陽学園)

【男子ダブルス】

佐藤卓斗/小野泰和(出雲北陵)が抜群のコンビネーションで優勝

決勝は、準決勝で三木隼/木方圭介(野田学園)に勝利した佐藤卓斗/小野泰和(出雲北陵)と、芝拓人/岩井田雄斗(野田学園)との同士討ちを勝利した小園江紀也/丸川智弘(野田学園)の対戦となった。

1、2ゲーム目を佐藤/小野が連取しリードすると、続く3ゲーム目は小園江/丸川が13-11で取り返す。しかし4ゲーム目を佐藤/小野が5点で取り、優勝を決めた。

準決勝

佐藤卓斗/小野泰和(出雲北陵) 3(6,5,-8,8)1 三木隼/木方圭介(野田学園)

小園江紀也/丸川智弘(野田学園) 3(6,-6,8,12)1 芝拓人/岩井田雄斗(野田学園)

決勝

佐藤/小野 3(5,6,-11,5)1 小園江/丸川

男子ダブルス優勝　佐藤卓斗/小野泰和(出雲北陵)

【女子ダブルス】

同士討ちを制した大崎陽歌里/東ゆめ(明誠)が優勝

女子ダブルス決勝は木山この実/竹山紗矢と大崎陽歌里/東ゆめの明誠対決となった。

大崎/東が1ゲーム目を6で取ると勢いそのままに2、3ゲーム目を連取しストレートで勝利した。

準決勝

木山この実/竹山紗矢(明誠) 3(5,4,4)0 桑原光/端野天音(近大附福山)

大崎陽歌里/東ゆめ(明誠) 3(-5,9,-5,10,5)2 槌谷涼音/世古茉由加(鳥取敬愛)

決勝

大崎/東 3(6,9,11)0 木山/竹山

女子ダブルス優勝　大崎陽歌里/東ゆめ(明誠)

写真提供：中国高等学校体育連盟卓球専門部