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今大会の男子の最年長は、1966年生まれであるパキスタンのクレシ。バックサイドのボールもすべてフォア面の裏ソフトで処理するという、1970〜80年代に活躍したアメリカのシーミラーやボーガンが駆使した打法だ。フォアハンドもラケットをワイパーのように振り抜き、ボールを大きく曲げていく。片面の黒のラバーは、ほとんど使わない。
これまでアジア競技大会やアジア選手権でも味のあるプレーを見せてくれたクレシだが、さすがに寄る年波には勝てなかったか、今日の試合ではストレートで敗戦。世界選手権個人戦は2年後から出場選手が制限されるため、本戦に出られるのは今大会が最後かもしれない。しかし、いつまでも元気でプレーを続けてもらいたい選手だ。