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2019.12.01

#RESULTS

長崎美柚と小塩遥菜が決勝へ。どちらが勝っても日本勢初V!

  • 長崎美柚選手

  • 小塩遥菜選手

  • 戸上隼輔選手

●女子シングルス準決勝
長崎 −10、1、11、6、−7、7 呉洋晨(中国)
小塩 6、8、9、−8、8 キム・ウンソン(北朝鮮)

 

●男子シングルス準決勝
モーレゴード(スウェーデン) 7、10、7、9 馮翊新(チャイニーズタイペイ)
向鵬(中国) 12、10、11、−10、9 戸上

 

女子シングルス準決勝で、長崎美柚と小塩遥菜が勝利し、決勝で日本勢対決が実現!
今まで女子シングルスでは日本勢の優勝がない世界ジュニア。どちらが勝っても日本勢初Vという夢の対決だ!

 

長崎は右ペンドライブ型の呉洋晨に対し、得意のチキータと高速カウンターを封印。レシーブはストップで短く止め、チャンスボールは低くループドライブして呉洋晨のミスを誘う。自分から攻めて打ち抜くことより、ミスを誘うこと、そして勝利することに徹した試合運びを見せた。フォア側からフォアクロスに出すサービスや逆チキータなども、呉洋晨の裏面打法の角度をくるわせる上では有効だった。

 

一方、小塩は1ゲーム目から促進ルールに入った、キム・ウンソンとのカット対決に勝利。1ゲーム目から促進ルールに入り、攻撃力で劣るキム・ウンソンに対して優位に立った小塩。中盤でややスマッシュを打ちすぎた感があり、4ゲーム目を落としたが、5ゲーム目は3−8から驚異の8点連取。勝利にも歓喜を表に出さず、クールな表情でキム・ウンソンと握手を交わした。この14歳はまだまだ底が知れない。

 

一方、男子シングルス準決勝に出場した戸上は、団体戦に続いて向鵬に苦杯。1〜3ゲーム目まで、すべて先にゲームポイントを奪い、惜しまれる敗戦だった。向鵬は両ハンドドライブに巧みに緩急をつけながら、相手に先手を取られた展開でも粘り強く盛り返した。「体戦で向鵬選手に負けた悔しさを、シングルスでぶつけたかったんですけど、最後は団体戦と一緒で勝ちきることができなかった。競った場面で1点の重みをさらに感じさせられました」と試合後に語った戸上。この経験は将来への大きな糧になるはずだ。