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2020.12.01

#RESULTS

馬龍と孫穎莎がWTT初代チャンピオンに輝く

  • ITTFファイナルに続きWTTでも優勝を飾った馬龍

  • 王楚欽は馬龍と接戦を演じたが惜しくも敗れた

  • 苦戦しつつも決勝へと勝ち進み、優勝を果たした孫穎莎

  • 女子ワールドカップ優勝の陳夢に勝利するなど健闘した陳幸同

ワールド・テーブルテニス(WTT)は、11月25~29日の5日間、マカオで開催され、男子は馬龍(中国)、女子は孫穎莎(中国)が初代チャンピオンに輝いた。
WTTは、2021年にスタートする従来のワールドツアーに代わる大会であり、その先駆けとして行われた今大会は、これまでにない試合方式とルールに注目が集まった。特に決勝は9ゲームズマッチと異例のルールとなった。
馬龍は、決勝で王楚欽(中国)と対戦。4ゲーム先取し優勝まであと一歩と迫るが、6ゲーム目を王楚欽が11-10の接戦で取り返す。しかし、勢いをそぐことのなかった馬龍が7ゲーム目を取り返して勝利した。
馬龍は「ITTFファイナルで優勝できたことで、今大会に自信を持って臨めた。2008年と2009年、2012年もトロフィーを獲得したマカオで再び勝利できたことがうれしい。WTTマカオは選手を中心に据えた大会で、観客の注目を大会と選手に集めた。これはWTTにとって重要なこと」とコメントした。
孫穎莎は、決勝トーナメントとなるエリミネーション・ファイナルズのシードを決するトップ4シード・バトルで、丁寧(中国)や王曼昱(中国)に敗れるなど苦戦するも、決勝に駒を進め、陳幸同を下し優勝を飾った。
「どんな困難に直面しても試合を楽しむよう心掛けた。陳幸同選手は今年大きく成長し、彼女の忍耐と、無理をしてミスをしないプレーからは学ぶところがある」と決勝を振り返った。

 

▼男子シングルス決勝

馬龍 5(5,9,4,5,-10,8)1 王楚欽

▼女子シングルス決勝

孫穎莎 5(10,8,6,-9,6,4)1 陳幸同

 

 

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写真提供:ITTF