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2019.11.11

#RESULTS

【女子決勝】対中国戦を振り返る

中国3-0日本
1陳夢/劉詩雯3(7,9,10)0石川佳純/平野美宇
2孫穎莎3(-8,-9,6,7,10)2伊藤美誠
3劉詩雯3(3,8,5)0平野美宇
4孫穎莎-石川佳純
5陳夢-伊藤美誠

 

伊藤美誠
「自分としては悪くない試合でしたが、10-7で勝ってるときに、相手はしのいでいるばかりだったのに、自分は10-8の1本を攻め急いでしまったことで、次のボールを思いっきり打ってきた。甘くなったボールを落ち着いてしっかりと決めていれば勝っていたと思う。中国選手の特別感はなくなってきていて、強いですが勝っていかなければいけない存在。毎回競っているのは、実力が上がっている証拠でもあると思います。孫選手は今回自分らしさがなく、すごく緊張していたと思う。どんな選手にも勝てるようにしていくということが課題です。
3-0で勝たないといけないところを2-2にしてしまったので、3ゲーム目の入りが重要だった。中国選手は流れがよくても違うことをしたりできる。私はよかった分、他のことができなかったので、3ゲーム目でいろいろ試せばよかった。
初めて日本開催の団体戦に出場したので、「ニッポン、チャチャチャ」には感動しました。
今日もタイムという声が聞こえないくらい声援がすごかった。そういった珍しい緊張感があった。そういう舞台でどれだけ今の実力を出せるかというのはいい経験になりました」

 

 

 

石川佳純
「プレー内容は悪かったのですが、2ゲーム目は6-9から挽回していったのに落としてしまい、3ゲーム目も10-7でリードしていて負けたしまった。3ゲーム目でだんだんいい形になっていたので、3ゲーム目を獲れなかったのがすごく悔しい。
3ゲーム目は、2回カウンターをミスしましたが、すごい厳しいボールでもなければ、すごいチャンスでもなかった。あれば入れば決まっていたかもしれない。あれを打たないことには絶対に勝てないし、入れにいったら強いボールが来る。3ゲーム目をとれたら流れは変わったかなと思います。
アジア選手権やプロツアーとは違う舞台で特別だし、緊張感も違う。ダブルスは、負けてしまったけれど、伸びしろがあると思う。勉強になったし、次はこうしたいなというのを感じました。
ホームで戦う試合で五輪と同じような雰囲気で、緊張感があったので、勉強にもなりましたし、さらに1段2段レベルアップしないとだめだなと改めて感じています。
(シングルス)苦しい試合をもありましたが、勝つことができてホッとしています。でもまだまだ課題も見つかりました。
五輪でプレーするには技術の前に心。負けられないという中で、絶対に勝つことを求められる。それに耐えられる準備をして、五輪に出場できたら最高のプレーができるようにしっかりと鍛えたいです」

 

 

 

平野美宇
「全体的にはいいプレーはよかった。やっぱり一本のミスだったり、リードした際のチャンスボールのミスというのが敗因。中国選手はそれを見逃さない。そういう時にしっかりと取れるような選手になりたいです。
ワールドツアーよりは重圧がすごくて緊張した。東京五輪となるとさらに違うと思います。そこで自分の実力をどれくらい発揮できるかというもすごく大事。自信を持ってプレーできるように、ダブルスはこれからも強くしたいです。
シングルスは、最初は調子が心配だったけれど、試合をしてみたら思ったよりもよくて、特に準決勝は1-1で回ってきた場面で、すごくいいプレーができた。緊張を力に変えられたのはよかった。決勝は3番で回ってきて、あまり競ることができなかった。悪くはなかったけど、実力差を感じた試合だった。来年までにどれだけ差を縮められるかが大事です。
ダブルスを組むことはいい影響があって、シングルスをするときに、また違った思考がわいてくるなと感じた。ダブルスは最近わかってきて楽しくなってきました。
世界選手権やアジア選手権の団体戦はシングルスのみなので、団体戦でダブルスに出るのは初めてくらい。しかも1番となると、重要さを感じました。どれだけ緊張しないか、緊張してもどれだけ自分のプレーを出せるか。来年東京五輪に出場したら、そこに気を付けて戻ってきたいです」