TOPICS

ALL TOPICS

2019.11.27

#RESULTS

エース起用の出澤の奮闘実らず、日本女子は銀

  • 出澤

  • 2番で出澤を破った蒯曼

  • 木原

●ジュニア女子団体決勝
〈中国 3ー1 日本〉
○石洵瑶 ー11、ー9、9、8、8 長崎
○蒯曼 11、ー11、6、7 出澤
陳イ ー3、9、ー3、ー7 木原○
○石洵瑶 ー10、12、7、8 出澤

 

ジュニア女子団体決勝、中国に肉薄した日本は惜しくも及ばず!
3大会連続の銀メダル!

 

「準々決勝、準決勝ともうひとつ勢いが出ない中で、このオーダーを起爆剤にしたかった」という渡邊監督は、準々決勝のアメリカ戦では3番で起用した出澤を、エース扱いで2点起用。思い切った勝負に出た。トップ長﨑が敗れ、回ってきた2番で出澤は、1ゲーム目を落としながらも2ゲーム目は8ー10からの逆転で奪い、ゲームカウント1ー1のタイに戻す。

 

堅いバックの守りで相手の決定打さえも跳ね返し、フォア表ソフトの強打を突き刺す出澤。しかし、中国もアジアジュニア準優勝の出澤のプレーは中国もよく研究しており、蒯曼や4番で対戦した石洵瑶は、ロングサービスを出澤のミドルやバックに集め、持ち上げさせたところを高い打球点で狙い打ちしてきた。出澤もバック対バックで相手に余裕を与えないよう、果敢に回り込んでフォアで攻めるプレーで得点したが、中国勢のプレーは崩れず。3番木原がフォアの巻き込みサービスからの強烈な両ハンドで陳イに完勝したが、この1点に留まった。

 

結果的には、日本女子としてはトップ長崎の2ー0からの敗戦が痛かった。「3ゲーム目の9ー9で勝利を意識してしまった。挑戦しなければいけないのに、守りに入ってしまった」と試合後に語った長崎。それだけ中国との差が詰まっているということだが、まずその壁を乗り越えなければ見えない景色がある。明日以降の個人戦で、中国にこの借りを返したい。