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Will never give up 近藤欽司 監督 |
| 魂を揺さぶられたとき、込み上げてくるものを抑え切ることができない。そんな瞬間がある。 〈銅メダル、おめでとうございます。日本チームの魂を見せていただきました。感動して、毎日泣きながら応援していました。今回の銅は、銀色にとても近い銅メダルだと思います〉 近藤欽司監督にこんな内容のメールが知人から届いたのは、世界選手権広州大会直後のことだった。 ![]() 〈銀色にとても近い銅メダル〉という表現に、深い感銘を与えた日本女子の戦いぶりが表れているように思える。 そして遠く日本から、こうして震えるような思いで声援を送ってくれる人がいる。 それが〈近藤ジャパン〉の強さの所以なのだろう。 もちろん、選手たちの充実ぶりには目を見張るものがあった。 平野早矢香と福原愛のツインエースを軸に、変化プレーの福岡春菜、そして藤井寛子、石川佳純のメンバーは団結力が抜群で、日本の底力を見せつけた。 特に、平野は世界選手権の団体戦で初めて主軸として戦ったが、進化著しい技術や集中力、そして戦術。どれをとっても見事な戦いを見せ、今大会ベスト4の立役者といっても過言ではあるまい。 近藤監督は、こう振り返る。 「女子はこれまでの世界選手権で3大会連続の銅メダルを獲ってきました。今回は当然ながらそれ以上のメダル獲得を目指して準備しました。結果的には達成することはできなかったのですが、チームの団結力と選手は持てる力を存分に発揮しがんばってくれたことは間違いありません」 という近藤監督が、「生涯、忘れることができない試合」と評するのが韓国戦である。 予選リーグの重要な一戦。 試合は一進一退を繰り返し、ラストの福原に日本の命運が委ねられた。 相手の文選手はペンホルダー、フットワークがよく、回り込みがうまい攻撃的な選手だ。 大変な重圧がかかるのは致し方あるまい。 福原は終始押され気味だが、何とか踏みとどまりフルセットに持ち込む。最終セットの終盤、ポイントは9-10。誰もが息を飲む、緊迫の場面。 「ベンチで、もう祈る思いでした。一時はどうなるかと思ったくらいの厳しい試合でした。ここからよくジュースに追い上げ、そして逆転してくれました。運もあったと思います」(近藤監督) 運をも呼び込む力が、福原にはあったのだろう。最後の1本は、福原のサービスを相手がオーバーミス。 ここに、世界選手権の日韓戦で、実に19年ぶりの勝利が決まったのだ。 重圧が解けたからなのか、責任を果たしたからなのか、恐らくその2つの気持ちから福原は、ベンチに戻る前から既に涙が頬を伝わっていた。 実は、福原は大会前、近しい人物に、 「近藤監督は最後の世界選手権監督、どうしても違う色のメダルをプレゼントしたいんです」と話していたという。 だから、ここで負けるわけにはいかない。 そんな強い思いも、福原の脳裏には刻み込まれていたのかもしれない。 そして迎えた決勝トーナメント。ベスト4進出をかけた、ハンガリーとの戦いだ... |
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近藤監督の続きと世界選手権広州大会の詳細・記録は「ニッタクニュース5月号」に掲載しています
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