マンスリースペシャル

平成19年度 全日本選手権大会

2008年 1月15日〜1月20日 東京体育館

男子シングルス
水谷が2年連続2度目のV
大矢が2年連続4強入り

男子シングルス優勝
水谷 準 (青森山田高校)

昨年、史上最年少で王者に輝いた水谷は今年、連覇を成し遂げ国内最強を不動のものとした。
磐石ともいえるその姿勢は安定感を漂わせ、世界への期待を抱かせる。
男子シングルス準優勝
吉田海偉 (日産自動車)
田勢の活躍が光る
決勝は、昨年につづき、水谷対吉田の一戦となった。
坪口、田勢と大接戦のゲームをしたが、勝ち上がってきた水谷。
それに対し、ドライブの威力と安定性が抜群、また得意のフットワークが全開だった吉田。
積極的にドライブで攻めたてた吉田が第1、第2ゲームを連取。第3ゲームは、YGサーブから入った水谷が流れをつかみ、中盤で4ポイント、後半3ポイント連取する。
第4ゲームは、サービスエースが4本、最後はネットインが入った水谷が返し、2対2。
第5ゲームは、3-3、6-6と中盤まで一進一退。だが、後半水谷が5ポイント連取する。
第6ゲームは、5-2で水谷がリードした場面で吉田がタイムアウト。
そこから流れが変わり、レシーブエース、ドライブ、ショートが連続で決めた吉田が逆転。第7ゲームは、水谷のペースで進み、後半吉田が反撃したものの、水谷が2年連続2回目の優勝を遂げた。
「決勝の吉田さんのためだけに残しおいたサービスが効きました。厳しい戦いだったので本当に嬉しい」と水谷。
「2-0からの逆転で悔しい。しかし、自分らしい試合ができたので良かった」と吉田。

決勝はお互いの持ち味が出た好ゲームであった。

3位の田勢は、水谷に敗れたがリズムに乗ったブロックと強打が次々に決まり、今回の全日本では一番の活躍であった。
大矢は、学生1位の久保田、優勝候補にあげられていた韓陽、日本代表の岸川を破り、2年連続3位という成績を残した。
両ハンドのパワープレーは魅力十分。
●6回戦●
水谷隼467-10-10-91坪口道和
(青森山田高)     (青森大)
坂本竜介-7-7710-655下山隆敬
(協和発酵)     (早稲田大)
田勢邦史-6-359-1057高木和健一
(協和発酵)    (東京アート)
渡辺将人56-8-9117 田崎俊雄
(シチズン)     (協和発酵)
大矢英俊5712-4-6-97韓  陽
(青森大)     (東京アート)
岸川聖也-9312610 倉嶋洋介
(スヴェンソン)   (協和発酵)
木方慎之介6-9787並木佑介
(協和発酵)    (シチズン)
吉田海偉511-648 加山兵伍
(日産自動車)   (グランプリ)
●準々決勝●
水谷 隼 10-116912坂本竜介
田勢邦史 9838 渡辺将人
大矢英俊55-5-51010岸川聖也
吉田海偉 10755木方慎之介

●準決勝●
水谷 隼-9-81261011田勢邦史
吉田海偉98-77-58大矢英俊

●決 勝●
水谷 隼-8-9767-67吉田海偉

女子シングルス
樋浦(ミキハウス)が準優勝に輝く
高校チャンプ若宮が8強入り

女子シングルス優勝
平野早矢香 (ミキハウス)

2年連続4回目の戴冠は、もはや女王の風格が漂う。
現在世界ランク16位。
着実に世界への階段を上がっている。
女子シングルス準優勝
樋浦令子 (ミキハウス)
照井が初の4強入り
決勝は、平野対樋浦という同門対決となった。
各ゲームとも先手を取った平野が試合を有利に進め、4-0で2年連続4度目の優勝を果たした。

樋浦は決勝では敗れたが、注目の福原、若宮、石川と連破したのは流石。
福原には粘り強いプレーで後半逆転。
若宮には、得意のフォアサーブから先手をとり、自分のペース。
石川には、台から1、2歩下がり、打たれたボールを逆に反撃する両ハンドプレーが光っていた。

石川は、樋浦に先手を取られ、苦しいプレー展開であったが、2-2とした第5ゲームを落としたのが痛かった。取っていれば流れが変わっただけに残念。しかし、2年連続3位は立派。

照井は、藤沼、小西という日本代表選手を下し、初の3位入賞。
ダブルスは優勝しただけに今大会は大活躍であった。
●6回戦●
平野早矢香-947-699伊藤みどり
(ミキハウス)     (筑波大)
田勢美貴江39610 岸田聡子
(十六銀行)     (日本生命)
照井萌美-9-9-1012769藤沼亜衣
(早稲田大)    (ミキハウス)
小西 杏559-97 福岡春菜
(アスモ)      (中国電力)
石川佳純8-811-554野中由紀
(ミキハウスJSC)  (筑波大)
河村茉依72-127-79潮由香
(日立化成)     (十六銀行)
樋浦令子-84-7-7839福原 愛
(ミキハウス)     (ANA)
若宮三紗子67-772藤井寛子
(尽誠学園高)    (日本生命)
●準々決勝●
平野早矢香-756712田勢美貴江
照井萌美 57711 小西 杏
石川佳純 66119 河村茉依
樋浦令子 5736 若宮三紗子

●準決勝●
平野早矢香84610 照井萌美
樋浦令子55-91192石川佳純

●決 勝●
平野早矢香9493 樋浦令子

男子ダブルス
男子複は岸川・水谷が連覇

男子ダブルス優勝
岸川聖也 (スヴェンソン)
水谷準 (青森山田高校)

世界の舞台でも実績のある名コンビが堂々の2連覇を達成。
配球、攻めるタイミングが見事。
江藤・立石組が8強
決勝の岸川・水谷対倉嶋・田勢戦は、最後は1本を争うジュースアゲインを繰り広げたが、岸川・水谷組が逃げ切り、2連勝を飾った。「今年は優勝しか狙っていなかったので、目標が達成できてすごく嬉しい」(岸川)
「今年優勝できなかったら、僕らのレベルが落ちていると思われるので、優勝できてよかった」(水谷)

倉嶋・田勢組は、惜しくも2年ぶり3度目の優勝はならなかったが、抜群のコンビネーションを見せた。

実業団で活躍しているシチズンの谷口・中野組、渡辺・並木組が3位に入り、ベスト8には学生の江藤・立石組と足立・笠原組が入った。
●準々決勝●
岸川・水谷98-7-98田崎・川崎
(スヴェンソン・青森山田)(協和発酵)
谷口・中野-57-9138木方・坂本
(シチズン)    (協和発酵)
渡辺・並木3-9-555江藤・立石
(シチズン)    (専修大)
倉嶋・田勢1075 足立・笠原
(協和発酵) (早稲田大・東山)
●準決勝●
岸川・水谷546 谷口・中野
倉嶋・田勢89-410渡辺・並木

●決 勝●
岸川・水谷49-716倉嶋・田勢

女子ダブルス
女子複は福原・照井が初制覇

女子ダブルス優勝
福原愛 (ANA)
照井萌美 (早稲田大学)

「先に攻められないよう気をつけた」という決勝。
ダブルスの練習不足にもかかわらず連携は抜群だった。
早大ペアが健闘
福原の速攻と照井のパワーがかみ合った。
「試合ごとにうまくかみ合いました」(照井)
「一戦一戦集中してできました」(福原)

藤沼・樋浦組は、最後追い上げたが残念。

宮本・梶本組は元気のよいプレーで3位に入り、小林・西飯組は、7年ぶりの優勝を目指したが準決勝で敗れた。
●準々決勝●
宮本・梶本969 渡辺・野上
(早稲田大) (ミキハウス・中央大)
藤沼・樋浦499 花沢・和田
(ミキハウス)     (アスモ)
小林・西飯 1079 平野・石川 
(ファミタク・十六銀行)
(ミキハウス・ミキハウスJSC)
福原・照井55-77田勢・潮崎
(ANA・早稲田大)(十六銀行)
●準決勝●
藤沼・樋浦57-1111宮本・梶本
福原・照井1347 小林・西飯

●決 勝●
福原・照井-87-499藤沼・樋浦

混合ダブルス
田勢夫妻が絶妙のコンビで初出場初優勝

混合ダブルス優勝
田勢邦史 (協和発酵)
田勢美貴江 (十六銀行)

邦史がチャンスを作り、美貴江が決める。
美貴江の誕生日に、絶妙の夫婦コンビで頂点へ。
「ほっとしています」(田勢)
息の合ったプレーで初出場初優勝を飾った田勢夫妻。
「表彰台に立つのが目標でしたが、優勝できてほっとしています」(邦史)
「主人がいいコースに、いいボールを作ってくれたのが良かった」(美貴江)

決勝では惜しくも敗れた渡辺・四元組だったが、準決勝では坂本・福原組を下すなど、随所に田勢組に負けないコンビプレーを見せた。
また、四元のファッションは連日テレビ、新聞のマスコミを賑わし、プレーともども大活躍であった。

学生の水野・梶本組が準決勝で田勢組にゲームオールで敗れたが3位と健闘。2年連続優勝を狙った坂本・福原組は渡辺・四元組に最終第5ゲーム逆転で敗れた。
●準々決勝●
坂本竜介 5-647 阿部一博
福原 愛      阿部 恵
(協和発酵・ANA) (リコー・青学大)
渡辺将人 5911  熊田智幸
四元奈生美     湯原美保
(シチズン・東京アート) (日産自動車・東富士大同好会)
田勢邦史 9-978 下山隆敬
田勢美貴江     坂巻美恵
(協和発酵・十六銀行) (早大・東京富士大)
水野裕哉 -69-1265谷口祐二
梶本麻莉菜     大橋香織
(明大・早大)  (シチズン・サンリツ)
●準決勝●
渡辺・四元8-68-67坂本・福原
田勢・田勢-747-77水野・梶本

●決 勝●
田勢・田勢-99-13810渡辺・四元

ジュニア男子
上田(青森山田高)が圧勝
全中1位の平野が準優勝

男子ジュニア優勝
上田 仁 (青森山田高校)

冷静沈着なプレーで見事に初優勝。
「日の丸を背負って世界選手権に出られるよう頑張りたい」
男子ジュニア準優勝
平野友樹 (秀光中等教育学校)
中学生が健闘
昨年ベスト8の上田がオールストレート勝ちの圧倒的な力で初優勝を遂げた。
「練習はやり込んできたので、技術的には誰にも負けない自信がありました」と優勝した上田。

決勝には、全中1位の平野が元気のよいプレーで勝ち上がってきた。

3位には山谷と中学生の町が入った。
●5回戦●
上田 仁 7109 橋本唯史
(青森山田高)  (希望が丘)
中島裕騎 8615 石澤恭祐
(愛工大名電)  (青森山田高)
谷村直樹 6-387松原公家
(関商工高)     (明豊)
町 飛鳥 593 吉村真晴
(青森山田中)   (秀光)
山谷仁生-896-68藤本海統
(青森山田高)   (滝川第二)
板倉健信7-1187根田雄一
(希望が丘)    (仙台育英)
平野友樹5-51-59吉田雅己
(秀光)     (青森山田中)
柳井陽介62-8-810手塚理人
(明豊)       (富田)
●準々決勝●
上田 仁 2111 中島裕騎
町 飛鳥37-108 谷村直樹
山谷仁生 469 板倉健信
平野友樹 866 柳井陽介

●準決勝●
上田 仁 669 町 飛鳥
平野友樹56-78 山谷仁生

●決 勝●
上田 仁 3127 平野友樹

ジュニア女子
石川(ミキハウスJSC)が2連覇
中3森薗がベスト4

女子ジュニア優勝
石川佳純 (ミキハウス)

よく考えられた戦術に攻守も抜群のプレー
「国際大会を経験し、リードされても落ち着いてできるようになった」
女子ジュニア準優勝
藤井優子 (四天王寺高校)
決勝は石川藤井の同門対決
石川は、準決勝、決勝とも先に2ゲーム連取され、苦しい立ち上がりであったが、集中力を切らさず逆転し、2年連続2度目の優勝を飾った。
「今年も優勝できて本当に嬉しい。プロツアーや国際大会に出場して、いろいろ経験をさせてもらっているので、以前よりも落ち着いてできるようになりました」

惜しくも敗れた藤井は、普段あまり使わない王子サーブで先手を取り、流れがきていただけに残念。

3位の田代は、ラリーで石川を圧倒、ブロックも冴えていただけに3-0の勝利もあった...しかし「自信がつきました」と試合後の感想。 

世界カデット2連覇の森薗は、見事な速攻プレーで勝ちあがり、3位に入った。

昨年3位の岡崎は一つランクを落としたが8に入り、伊積も切れのある攻撃でベスト8に入った。
●5回戦●
石川佳純 432 根本理世
(ミキハウスJSC)(桜の聖母学院)
酒井春香 98-411佐藤優衣
(四天王寺)    (21クラブ)
伊積ひかり610-99中山紗央里
(武蔵野)     (遊学館)
田代早紀-83811 平田有貴
(山陽女)     (明徳義塾)
岡崎 恵-13119-88市川 梓
(武蔵野)     (名経大高蔵)
森薗美咲 9913 北岡エリ子
(青森山田中)    (土佐女)
須磨 睦 744 亀石 藍
(就実)      (徳地中)
藤井優子 478 鳥居夕華
(四天王寺)     (市川)
●準々決勝●
石川佳純 723 酒井春香
田代早紀 -8789伊積ひかり
森薗美咲 765 岡崎 恵
藤井優子56-96 須磨 睦

●準決勝●
石川佳純-7-71167田代早紀
藤井優子 438 森薗美咲

●決 勝●
石川佳純-6-8771藤井優子

(以下、詳細は「ニッタクニュース3月号」に掲載)

マンスリースペシャルは NITTAKU NEWS より抜粋してウェブ上で公開しています。
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