マンスリースペシャル
平成16年度 全日本選手権大会
2005/01/11〜16 於:東京体育館

優勝インタビュー

男子シングルス優勝: 吉田海偉(日産自動車)

目標はあくまで「世界」 日本一はひとつの通過点

おめでとうございます。
ありがとうございます。うれしいです。

決勝戦は思ったとおりの展開になりましたか?
とにかく攻めて、そして勝ちたい。今年の上海での世界選手権に出たいので、勝つことはあたり前と思っていました。

シングルスのチャンピオンは、世界選手権代表ということですが。
日本代表として世界に出て、これからの4ヶ月で精一杯がんばります。そして世界で勝ちたいです。

今大会で一番厳しかった試合はどの試合ですか?
準決勝の岸川聖也戦ですね。相手は両ハンドも台上もうまいし、感覚もいいし。
ぼくの弱いところを攻めてくるんです。なかなか3球目を簡単に攻められないんです。1、2セツト取られてやっと3セット目から、相手の弱いところを覚えて攻めることができました。準決勝がきつかったですね。


世界での課題というと、ヨーロッパ対策、両ハンド対策ですか?
これからシェークハンドの選手と練習していけば勝てますね。

対戦した松下浩二選手が「非常に非常に強気でハングリーで、元気だ」と言っていましたが、その源はどこからくるんですか?
試合のときには元気、気合い、それが大事です。
それにはふだんの練習とか生活とかが大事です。

日本のジュニア世代の選手も強くなっていますが...
みんな練習も長い時間やってますし、社会入に勝ちたいと思っています。だから今回、結構勝ったんです。

中国の若い選手と比べて、日本の若手はどうですか?
同じじゃないですか。日本人は大学に入ってから練習時間が減って弱くなります(笑)。

出身地と卓球を始めた年齢を教えてください。
中国の河北省辛集市で、7歳から始めました。
中学3年生のときに、同年代の全国大会で優勝しました。
1997年に青森山田の吉田先生に誘われて日本に来ました。
帰化して「吉田」姓になったのも、尊敬する吉田先生の名前をいただこうと思ったからです。


いつごろから帰化することを考えたのですか?
インターハイ3連覇した高校3年生ですね。
日本人になって世界選手権に出たいと思ったからです。


中国代表になろうとは?
考えてないです。帰りたくないです。日本が一番いいです。

大会前や期間中にご両親に電話はされましたか?
はい。「勝て。そして一番になれ」と言ってました。結構、厳しいですよ(笑)

世界での具体的な目標はありますか?
初めて世界選手権に出て、ベスト4とか8に入るのは難しいですから、とにかく1戦1戦がんばることです。
そして自分より強い選手に勝ちたい。もちろん、いずれ優勝したいです。今、卓球のことしか考えていません。


女子シングルス優勝: 平野早矢香(ミキハウス)

1年間かけて取り組んだ大幅なモデル・チェンジ

2連覇おめでとうございます。まず、喜びの声を。
(平野)自分の中での準備は、すべてできる限りのことをやってきたという充実感がありました。
去年の全日本を終えてからも、足りないところがたくさんありました。この1年は自分の本当の実力をつけるという目標を置いてやってきた成果が出たと思っています。


大嶋監督、喜びをひとこと。
大嶋)多分、優勝するだろうなと思っていました。
昨日の夜、最終日の3試合で失うのは4セット以内だろうと感じ、本人にそれを伝えました。結果的に3セットでおさえることができました。
全日本前から、調整というよりも成長していたと思うんです。
ですから好不調の波がなく、ずうーっと成長し続けてきてきた結果で、本人も自信があったと思います。
東京に来る前から調子が落ちることがなく、それは「調子」ではなく「成長」だったんです。
去年3月の世界選手権団体戦が終わってから、モデルチェンジしないといけないと本入も自覚しまして、11月のヨーロッパのオープン大会までは大幅にモデルチェンジをしてきました。
それからーヵ月半調整をする。
だから、それまでは全日本社会人も含めて負けても構わない、とやってきました。それがうまくいったなと思います。


監督の力強いサポートについてはいかがですか?
もちろん大嶋先生には毎日練習を見ていただいているので、自分に近いくらいの存在なんですが、それ以外の方でも力になってくれました。
今年の全日本は自分のためじゃなくて、日ごろ自分を支えてくれている人たちのために優勝したいという気持ちが強かったです。
そういう意昧でもうれしいです。


今大会、一番苦しかった試合はどの試合でしょう?
準決勝が、準備段階から一瞬も気が抜けない試合になるという気持ちがありました。
結果的にその試合が厳しかったです。


去年から一番変わったところはどこでしよう?
攻撃していくボールの重みが増したんではないかと思います。
ただ強いだけではない「重み」が相手に伝わったのだと思います。


まだまだですが、体の使い方が完成しつつあるような感じです。これくらいのスピード・回転でくるだろうと相手に読まれれば、返されるわけです。
それを感じさせないように体をうまく使って、それで早いボールを出す。打った瞬間はあまり感じないんだけれども、台に入ったら伸びたり回転量が多い。そういうことに取り組んでるんです。


世界での目標・課題は?
昨年のアテネ五輪では、卓球もそれ以外の選手の活躍にも、テレビの前で何度も泣きました。ですから、観ていただいている入たちにプレーはもちろん、人間としても応援してもらえるようになりたいです。
技術的には、体の使い方でまだまだの部分があります。
まずはそこから直していってレベルを上げる必要があると思います。


マンスリースペシャルは NITTAKU NEWS より抜粋してウェブ上で公開しています。
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